創研構法の歴史

平成12年10月~

この年。7月に建築基準法が改正され、その結果、従来の木造住宅に於ける主要構造接合部の補強が義務付けられる。

特に柱脚部のアンカーボルト施工上の問題(スジカイなどの干渉)が生じてきて、これを解消するために、(株)タナカでは同年10月頃から「ホールダウン・ア ンカーボルト・2倍スジカイ金物」を兼ねた1人3役の柱脚金物としてリブ状接合金物の開発に着手した。

この問題は、日経ホームビルダー 2001.2 で「建築基準法の無理難題」として特集された。

接合金物として評価するための面内せん断試験では、柱脚金物だけではなく柱頭金物も必要となるため、これらを併せて開発することにした。また、これらの性能評価認定を申請するために、平成13年5月頃から(財)日本住宅・木材技術センター本部と打合せを行い、同年9月に試験依頼申請を行ったが、同センターでは、柱脚部の接合での基礎コンクリートに係わる部分の実験評価が出来ないので、別途(財)建材試験センターに依頼することとなった。

試験については、新しいリブ状金物を用いた(創研)構法の構造試験体の他、在来木造の構造試験体や、新軸組み構法の試験体の3体(試験No.1~3)を用いて実施した。試験の結果、在来木造に比較して、創研構法の方が耐力が大幅に上回ることが実証され、この新しい接合金物を用いた構法が、従来の木造軸組み工法の範 疇で考えて良いのかどうか、その判断には、更に追加性能試験と施工実績が必要であることが示唆された。

施工写真1

 

施工写真2

 

施工写真3

 

平成13年12月~

この後、更に3体の試験(試験No.4~6)を行ううちに、(財)建材試験センターの担当技術者や工学院大学(宮澤教授)の関心も一段と高まっていった。特に、高床式の構造方法(試験No.5)では最も高い最大荷重を記録し耐震性の向上にも期待できることから、更に大構面試験(試験No.6)を実施した。

この大構面試験の実施を契として、平成14年9月に、(財)建材試験センター、工学院大学、当社の3者で「新軸組み工法研究開発連絡会」が設立・運営していくこととなった。

平成14年06月~

これら「新軸組み構法」をベースにした「高床式新軸組み構法」を特徴とする壁パネルの性能確認によって、当社ではこの新構法を事業化する目標を「高床式新軸組み構法」に重点をおいたものにすることした。また、(財)建材試験センターで実施された、一連の実験内容は平成15年度の建築学会にて発表された。

平成15年04月~

創研構法は「TS構法」として関東圏限定で販売開始。

平成16年06月~

日経ホームビルダーにて、本構法は「高床式、土台なしで収納増と長寿命化」として紹介された。

平成16年10月~

第1号実験棟の着工、平成17年3月完成。

平成16年04月~

新建ハウジングに、「土台不要の柱直づけ構法」として紹介される。

平成17年05~10月

第2号棟(3階建)の施工・完成。

平成17年11月

東京で初めてのモデル棟が目黒に完成(2+α(ツープラスアルファ))。

 


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